「春の祭典」の演奏

ルネ・レイボヴィッツ/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(1960)
CD(CHESKY CD−42)ステレオ

ダノン&レイボヴィッツ/ストラヴィンスキー名演集
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」
2.    〃     /バレエ音楽「春の祭典」
   オスカー・ダノン指揮
     ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1)
   ルネ・レイボヴィッツ指揮
     ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団(2)
    1962年12月10&11日録音(1)
    1960年録音(2)
     
  「ペトルーシュカ」はオスカー・ダノンの指揮です。ダノンはマタチッチと同じユーゴスラビア出身の指揮者です。演奏は大変素晴らしいもので、ストラヴィンスキーの名曲を実に鮮やかに演奏しています。管楽器打楽器のバランスは見事です。
 「春の祭典」を指揮しているレイボヴィッツはポーランド出身でフランスで活躍した作曲家です。作曲家としてよりもこのレーベルに録音したベートーヴェンの交響曲全集が有名です。
 「春の祭典」ははオーケストラの力量をフルに引き出した演奏で、第1部「誘拐」から「春のロンド」「賢者の踊り」の迫力は聞き物です。第2部「いけにえの賛美」は圧巻です。これほど管楽器が面白い演奏もないでしょう。凄いです。「祖先の呼び出し」のティンパニの強打もいうことありません。「いけにえの踊り」ではわざと管楽器の乱れをそのままに演奏していてそこがまた面白いです。  


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