「春の祭典」の演奏

サー・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1974)

LP(LONDON GXP−9001)
CD(DECCA 466 726−2)

LP
  ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
CD
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.    〃    /バレエ音楽「ペトルーシュカ」
            (1911年版)
   サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
      シカゴ交響楽団
    1974年5月録音(春の祭典)
    1993年11月ライヴ録音(ペトルーシュカ)

 ショルティの「春の祭典」は1974年のアナログ録音ですが、決定的な名演でした。当時メータの名盤のあとに発売され、圧倒的な名演として評判でした。第1部冒頭のファゴット・ソロから並々ならぬ緊張感があり、続く木管の響きに耳を引き寄せられます。「春のきざし」直前のヴァイオリンのポルタメントに驚きます。クレヴェンジャーのホルンソロもきれいです。また「誘拐」から「春のロンド」の迫力は圧倒的で凄いです。第2部「いけにえの賛美」直前の緊張感、「けにえの賛美」が凄いです。ジェイコブスのチューバや打楽器の活躍が抜群です。「祖先の呼び出し」のティンパニの強打もいうことありません。
 1993年になってようやく録音された「ペトルーシュカ」はライヴ録音でしたがデジタル録音で抜群の演奏です。シカゴとしては1977年のレヴァイン以来ですが、ハーセスのトランペット・ソロが聴けるのがたまりません。


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