ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ゲオルグ・クーレンカンプ(1936)
CD(TELDEC 9031−76443−2)

クーレンカンプ/ヴァイオリン協奏曲集
1.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op26
2.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
     (カデンツァ:クライスラー)

  ゲオルグ・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
  ヨーゼフ・カイルベルト指揮(1)
  ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮(2)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     1941年6月24日録音(1)
     1936年6月25日録音(2)

 クーレンカンプのヴァイオリン協奏曲集です。テレフンケンの録音でLPでも発売されていました。ブルッフは53歳の時の録音、カイルベルトは33歳の時の演奏でした。冒頭クーレンカンプのヴァイオリンがゆったりとポルタメントをきかせながら優美に弾くところが印象的です。当時は録音も少なく、SPで聴かれたファンも多かったでしょう。
 ベートーヴェンは48歳の時の録音です。こちらは古い録音ながらCD化されて古さをまったく感じさせない演奏です。テレフンケンは低音までしっかり録音していて驚きます。クーレンカンプの演奏スタイルは古さを感じさせない現代的な演奏です。第2楽章でもポルタメントは使いながらも多用することなくすっきりした演奏です。


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