
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番の演奏
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CD(melo CLASSIC MC 2029)
1.サン=サーンス/ハバネラOp83
2.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op26
3.シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op47
4.クライスラー/プニャーニの様式による
前奏曲とアレグロ
グィラ・ブスタボ(ヴァイオリン)
ウェルナー・シュミット・ベルケ指揮
ミュンヘン放送管弦楽団(1)
トーマス・ウンガー指揮
ハノーファー北ドイツ放送交響楽団(2)
ジャン・フルネ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団(3)
ハンス・アルトマン(ピアノ)(4)
録音 1959年1月29日(1)
1964年5月29日ライヴ(2)
1965年5月19日ライヴ(3)
1958年12月6日(4)
グィラ・ブスタボ(1916〜2002)はアメリカ出身のヴァイオリニストです。20代にドイツで演奏したことが原因でしばらく逃亡生活になったそうです。戦後になってようやく演奏を始めたようです。
サン=サーンスの「ハバネラ」は「序奏とロンド・カプリチオーソ」と共にサン=サーンスのヴァイオリン作品として愛奏されています。ブスタボの技巧的な演奏が聴きものです。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番はティンパニの序奏と共に始まる作品です。3つの楽章は切れ目なく演奏されます。ブスタボのヴァイオリンは冒頭から艶のある響きで歌います。第1主題の力強い演奏は素晴らしいものです。展開部の重音も厚い響きです。再現部においてもヴァイオリンは華やかな響きを出しています。経過部があってそのまま第2楽章に入ります。このアダージョはヴァイオリンの抒情的な歌が流れます。第3楽章の重音が厚いです。この第3楽章はこの作品の中でもメロディの宝庫で一度聴いたら忘れられないと思います。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲はカミラ・ウィックスと同様にシベリウスに賞賛されたこともあって得意な作品です。冒頭から熱気と緊張感のある演奏です。ポルタメントを使いながら歌っています。ソロの凄まじい演奏は驚きです。かすれることなく重音は厚い響きです。カデンツァの演奏はブスタボ独特の演奏で、ヴァイオリンを十分に鳴らして音を余すところなく響かせてくれます。第2楽章は抒情的な歌が熱く流れます。第3楽章は冒頭から跳躍的な主題が歌われます。ブスタボのヴァイオリンはハイトーンまで実に良い響きです。この演奏は聴くものを熱くさせてくれます。息もつけないほど緊張感が伝わってきます。
クライスラーの前奏曲とアレグロはヴァイオリンの小品としても有名な作品です。アンコール作品として収録されているのがうれしいです。前奏曲に続くアレグロの鮮やかな演奏がききものです。 |
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