ブルッフ／ヴァイオリン協奏曲第１番の演奏

ヨン・ヴォイク（１９８６）

ＣＤ（ＣＡＳＴＬＥ　ＣＣＤ１１０）

ヴォイク／ヴァイオリン協奏曲集
１．メンデルスゾーン／ヴァイオリン協奏曲
　　　　　　　　　　　　　　　　ホ短調Ｏｐ６４
２．ブルッフ／ヴァイオリン協奏曲第１番
　　　　　　　　　　　　　　　　ト短調Ｏｐ２６
　　ヨン・ヴォイク（ヴァイオリン）
　　ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
　　　　　ロンドン交響楽団
　　　　　１９８６年録音

　ルーマニアのヴァイオリニスト、ヨン・ヴォイクのアルバムです。音源はデッカの録音。
　メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は冒頭でゆったりと抒情的に弾き始めており、せつないほどのヴァイオリンです。他ではあまりきかれないヴァイオリンと思います。
　ブルッフのヴァイオリン協奏曲第１番はここでも冒頭の弾き始めでせつないほどの悲しみを表現したようなヴァイオリンです。重音の演奏も巧みでこの協奏曲の魅力をこれほど示す演奏は滅多にないでしょう。第３楽章はこれぞブルッフといえそうな演奏でぞくっときます。