その他のヴァイオリン協奏曲の演奏

シューマン/ヴァイオリン協奏曲/ゲオルグ・クーレンカンプ(1937)
CD(TELDEC 4509−93672−2)

1.シューマン/ヴァイオリン協奏曲ニ短調
2.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
                ホ短調Op64
  ゲオルグ・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
  ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音 1937年12月20日(1)
       1935年4月4日(2)

 ドイツのヴァイオリニスト、クーレンカンプはイッセルシュットの指揮でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も録音していました。またシューマンのヴァイオリン協奏曲を初演したことでも知られています。勿論この録音は世界初録音でした。現代の演奏と比べてかなり堅い感じの演奏です。クーレンカンプの修正もあったようで、初演者の演奏を聴くことはその後の演奏と比較ができて良いことでしょう。
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は力みのないきれいな演奏です。まだ37歳の演奏ですがクーレンカンプは1948年に50歳で亡くなっておりその録音は少ないので貴重です。第1楽章から時折聞かれるポルタメントがこの時代を感じます。


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