
その他のヴァイオリン協奏曲の演奏
J・S・バッハ/ヴァイオリン協奏曲第1番/ダヴィッド・オイストラフ(1967) |
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CD(Altus ALT047)
オイストラフ&コンドラシン来日演奏会
1.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
(カデンツァ:ヨアヒム)
21:00/8:28/7:29(計36分57秒)
2.バッハ/ヴァイオリン協奏曲第1番
イ短調BWV1041
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1967年4月16日(1)
1967年4月18日(2)
東京文化会館大ホール・ライヴ
1967年のコンドラシン/モスクワ・フィルの来日演奏会にはオイストラフ父子が同行し、息子イーゴリはメンデルスゾーンとチャイコフスキー、そしてベートーヴェンの協奏曲を演奏し、父ダヴィッドはブラームスとバッハのヴァイオリン協奏曲第1番、そして父子でバッハの2つのヴァイオリンの為の協奏曲を演奏しました。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲は冒頭から大変緊張感漂う響きがありこの演奏の凄さが伺えます。テンポはオイストラフの演奏の中でも最も速いといえそうなものです。この演奏会には思いいれがあったのでしょう。NHKの録音のよさが余すところなく入っています。第1楽章のカデンツァの入り方も間髪いれずに突入しています。第2楽章の演奏はまさに理想的なブラームスの響きで、ロマンティックそのもの、第3楽章の演奏がまた白熱したものでこれを会場できいたら興奮のるつぼとなるでしょう。オイストラフの数ある演奏のなかでもダントツといえそうな感動的名演です。オーケストラの演奏が負けないほど白熱しています。
バッハのヴァイオリン協奏曲第1番はモーツァルトと同様にオイストラフの愛奏曲なのでしょう。この美しい演奏も素晴らしいものです。 |
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