
その他のヴァイオリン協奏曲の演奏
ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲/アイザック・スターン(1965) |
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CD(SONY SRCR1555)
スターン/ヴァイオリン協奏曲集
1.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
ホ短調Op64
2.ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲
イ短調Op53
3.ドヴォルザーク/ロマンス ヘ短調Op11
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
録音 1958年3月24日(1)
1965年3月22日(2)
1966年2月22日(3)
アイザック・スターンのヴァイオリンによるメンデルスゾーンとドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲です。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は冒頭からきれいな響きのヴァイオリンで始まります。オーマンディの指揮はオーケストラから良い響きを引き出してくれます。スターンのヴァイオリンは次第に熱が入ってきます。カデンツァは表現力を駆使した見事なものです。経過部のオーケストラも良い響きです。再現部は美しい響きのヴァイオリンが素晴らしい演奏です。切れ目なく続く第2楽章のアンダンテは美しい響きのヴァイオリンが歌います。オーケストラもよい響きです。何とも言えない感動があります。切れ目なく続く第3楽章は序奏の美しさ、主部に入ってからは跳躍するような主題が木管楽器と重なるところは溶け合うような美しさがあります。ピツィカートも力強い響きです。盛り上がってのオーケストラもよい響きです。スターンのヴァイオリンも力強く響きます。素晴らしい演奏です。
ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲もオーマンディの指揮です。序奏のあとのヴァイオリンの響きの良さは驚くほどです。オーケストラの響きも素晴らしいものです。第1楽章の主題の美しさはボヘミア民謡的でドヴォルザークらしい作品です。木管もきれいに響きます。この作品をここまで響かせてくれると嬉しいものです。スターンのヴァイオリンは素晴らしい演奏です。切れ目なく続く第2楽章はアダージョ・マ・ノン・トロッポ、抒情的なヴァイオリンの主題と木管やホルンの響きが素晴らしいです。第3楽章は軽快な主題で親しみやすいです。スターンのヴァイオリンも見事な演奏です。オーマンディの指揮も素晴らしいものでこれは大変よい演奏です。
ドヴォルザークのロマンスはヴァイオリンと弦楽の美しい響きのロマンスです。ホルンもきれいに響きます。スターンのヴァイオリンがきれいな演奏です。 |
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