「春の祭典」の演奏

イゴール・ストラヴィンスキー/パリ交響楽団(1929)

LP(ROCOCO OW7764−5 RC)モノラル
CD(Pearl GEMM CD9334)モノラル
LP
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.    〃    /バレエ音楽「ペトルーシュカ」
3.    〃    /バレエ組曲「火の鳥」
 イゴール・ストラヴィンスキー指揮
       パリ交響楽団
 録音 1929年5月7〜10日(1)
     1928年録音(2)
     1928年11月8〜10日(3)
CD
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.    〃    /バレエ音楽「火の鳥」
  イゴール・ストラヴィンスキー指揮
      パリ交響楽団
    1929年5月7〜10日録音(1)
    1928年11月8〜10日録音(2)
    
 ストラヴィンスキーが自作を指揮してSP録音した三大バレエです。CDはその中から「春の祭典」と「火の鳥」の2曲です。「春の祭典」は初めての録音で初演者モントゥーも同じ時期に録音していました。80年前の録音であり録音状態もよくありませんし、録音も直接のカッティングという制約がありましたが、実に見事な演奏です。今聞くとかなり強調された部分もあり、第2部「いけにえの賛美」など面白い響きを出しています。これは自作自演として貴重な録音です。
 「火の鳥」ではSP録音らしく冒頭から低弦がガンガン響いています。28分ほどの演奏ですからかなりのカットがあるようです。1928年の録音ながらオーケストラの音色はきれいです。「カスチェイ王の凶暴な踊り」の迫力はさすがに素晴らしいものがあります。フィナーレのホルン・ソロを聞くと当時のピストン付きのシングルホルンの音がします。これも大変貴重な録音です。ペトルーシュカも初めての録音でした。


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