「春の祭典」の演奏

レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団(1929〜30)

CD1(RCA 09026−61394−2)モノラル
CD2(HISTORY 20.3295−HI)

CD1
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」
               (1911年版)
2.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
   レオポルド・ストコフスキー指揮
     フィラデルフィア管弦楽団
録音 1937年4月19日&11月7日(1)
    1929年9月24−25日&
    1930年3月12日(2)

 ストコフスキーの録音がCD化されて良い音で聞けるようになりました。録音効果を考えた演奏で大変迫力を感じます。
 「ペトルーシュカ」はパーカッションのうまさがよく出ています。SP録音ながら素晴らしい演奏。「春の祭典」は1939年の映画「ファンタジア」でも見事な演奏をしていますが、この録音はモントゥー、ストラヴィンスキーに続くものでした。第1部「誘拐」でのトランペットのフラッタータンギングは多分にストコフスキーが強調させたものでしょう。「春のロンド」では録音上のバランスがよくありませんが演奏は見事です。第2部では「いけにえの賛美」が凄いです。今聞いてもストコフスキーの読みの深さが素晴らしいです。そして「祖先の呼び出し」のティンパニの叩かせ方はゆったりとして驚きでした。


トップへ
戻る
前へ
次へ