「春の祭典」の演奏

エドゥアルド・ファン・ベイヌム/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1946)

CD1(BEULAH 2PD11)モノラル
CD2(LONDON POCL-4588)
CD1
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.ムソルグスキー/交響詩「はげ山の一夜」
           (リムスキー・コルサコフ編)
3.ムソルグスキー/歌劇「ソロチンスクの市場」より
        ホパーク(リャ−ドフ編)
4.リムスキー・コルサコフ/歌劇「金鶏」より
         序奏と婚礼の行列
5.リムスキー・コルサコフ/歌劇「雪娘」より
         軽業師の踊り
  エドゥアルド・ファン・ベイヌム指揮
    ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)
  アルバート・コーツ指揮(2〜5)
     ロンドン交響楽団(2、3&5)
     ナショナル交響楽団(4)
 録音 1946年9月10日(1)
     1945年3月16日(2)
     1945年5月17日(3&4)
     1945年2月23日(5)
CD2
1.バルトーク/管弦楽のための協奏曲
2.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

  エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
  録音 1948年9月20日(1)
      1946年9月11日(2)

 いずれもDECCAのSP録音でした。ベイヌムのストラヴィンスキーは珍しくコンセルトヘボウの初録音でした。冒頭のファゴットからやわらかな響きに始まり、その見事に統率されたオーケストラに驚きます。ホールトーンは豊かで、モノラルでレンジは広くありませんが第2部「いけにえの賛美」は実に素晴らしい演奏です。
 後のロシアものはアルバート・コーツの演奏です。こちらは文句なしの名演揃いといえましょう。
 CD2のバルトークのオケコンはクーセヴィツキーとボストン交響楽団の委嘱作品でした。1943年に完成され1944年に初演されています。ベイヌムの録音はライナー/ピッツバーグ響(1946年2月)に次ぐ録音のようです。演奏は素晴らしいとしかいいようのないものです。コンセルトヘボウの響きとオーケストラの技術の高さが名演を作り出しています。


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