「春の祭典」の演奏

ピエール・モントゥー/サンフランシスコ交響楽団(1945)
CD(RCA BVCC−38322)モノラル

1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.リムスキー・コルサコフ/
        交響組曲「シェエラザード」Op35
    ピエール・モントゥー指揮
      サンフランシスコ交響楽団
   録音 1945年3月10日(1)
       1942年3月3&4日(2)

 「春の祭典」はモントゥーの2回目の録音でした。このコンビの全盛期の演奏だけに熱演でした。冒頭から速めのテンポで始まります。第1部 「誘拐」はすさまじいほどの熱気があります。「春のロンド」のパーカッションも豪快でした。第2部「いけにえの賛美」までの緊張感もたまりません。「いけにえの賛美」の演奏もさすがに見事、「祖先の呼び出し」のティンパニはこれも素晴らしく、本家モントゥーの腕の見せ所でした。カップリングの「シェエラザード」は1942年の録音でストコフスキーやアンセルメと共にSP録音の代表的録音。ブラインダーのソロ・ヴァイオリンが美しいです。第2楽章のファゴットは実にきれいな響きで「春の祭典」でも活躍してくれました。


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