「春の祭典」の演奏

ピエール・モントゥー/ボストン交響楽団(1957.4.13)ライヴ

LP(ワルター協会 OS−7157−BS)モノラル
CD(VIRTUOSO 3502)
LP
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.    〃     /バレエ音楽「ペトルーシュカ」
  ピエール・モントゥー指揮
      ボストン交響楽団(1)
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(2)
 録音 1957年4月13日ライヴ(1)
     1960年10月30日のライヴ(2)
CD
1.R・シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの
              愉快ないたずら」Op28
2.    〃     /交響詩「ドン・ファン」Op20
3.    〃     /組曲「ばらの騎士」
4.ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調Op92
5.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

  ピエール・モントゥー指揮
   ボストン交響楽団(1〜3&5)
   NBC交響楽団(4)
  録音 1960年4月9日ライヴ(1)(ステレオ)
      1959年7月24日ライヴ(2)(ステレオ)
      1961年7月23日ライヴ(3)(ステレオ)
      1953年11月13日ライヴ(4)(モノラル)
      1957年4月13日ライヴ(5)(モノラル)

 モントゥのストラヴィンスキーは貴重なライヴ録音でした。LPのペトルーシュカはコンセルトヘボウの演奏で こちらは1960年10月30日のライヴ録音でした。
 CDにはモントゥーの貴重なライヴ録音が収録されています。ボストン交響楽団はリヒャルト・シュトラウスを何度も演奏していますが、フランスの指揮者の演奏は少ないです。ミュンシュは「ドン・キホーテ」がありました。モントゥーはサンフランシスコと「死と変容」の録音がありました。この3曲は貴重なステレオ録音です。モントゥーはスタジオ録音がありませんから聞き逃せないでしょう。ボストン響のホルンセクションのがんばりが素晴らしいです。
 ベートーヴェンの7番はNBCの演奏です。トスカニーニ在任中の客演です。モントゥー得意のベートーヴェンで勢いのある演奏です。フィナーレの厚みのある響きは圧巻です。
 ストラヴィンスキーの「春の祭典」は前日の4月12日にも演奏していましたが、この13日のほうが良い仕上がりです。初演者モントゥーの「春の祭典」はリズムのきっちりとした演奏が素晴らしく、パーカッションの迫力はさすがです。「誘拐」でのティンパニ、そしてトランペットの鮮やかなタンギング、ホルンの絶叫は見事です。また「春のロンド」ではドラの大きな響きが凄いです。また「賢者の行列」ではっきりとギロの音が聞こえるのにはびっくりです。第2部「いけにえの賛美」では金管の絶叫とパーカッションの見事な演奏が凄いです。「祖先の呼び出し」の迫力と緊張感は凄まじいものがあります。


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