「春の祭典」の演奏

ユージン・グーセンス/ロンドン交響楽団(1960)
CD(VANGUARD EVC 9002)

1.ラフマニノフ/交響的舞曲Op45
2.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
  サー・ユージン・グーセンス指揮
     ロンドン交響楽団
     1958年録音(1)
     1960年録音(2)

 エヴェレストの35ミリウルトラ・アナログ録音でした。グーセンスのストラヴィンスキーとは珍しいような気がします。モントゥーやドラティ、マルケヴィッチなどの指揮で演奏していたロンドン交響楽団だけにこの演奏は見事です。
 ラフマニノフの交響的舞曲はステレオでは初の録音でしょうか。第2楽章のワルツがチャイコフスキーを思わせます。
 「春の祭典」は遅めのテンポで演奏しています。序奏では感じられませんが「春のきざし」は遅いです。タックウェルのホルンがきれいに響きます。「誘拐」から「春のロンド」は迫力があります。大地の踊りの凄まじい気迫には圧倒されます。第2部の序奏も遅いテンポで進みます。「いけにえの賛美」はやや遅いテンポでリズムをはっきりさせています。「祖先の呼び出し」は大迫力です。


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