「春の祭典」の演奏

ウラディミール・フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団(1981)
CD(Victor VICC−2165)

ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

 ウラディミール・フェドセーエフ指揮
  モスクワ放送交響楽団
  録音 1981年6月9〜11日
    モスクワ放送大ホール

  フェドセーエフの「春の祭典」は序奏のファゴットから大変良い響きです。コール・アングレや木管もきれいです。「春のきざし」は弦楽の厚い響き、そしてパーカッションの迫力ある響き、ホルンのソロが大変きれいです。「誘拐」も迫力のある響き、ホルンの強奏、パーカッションの大音量は凄いです。「春のロンド」は弦の厚い響き、木管とホルンの響き、そしてタムタムと大太鼓の大音響は聞きものです。「敵対する町の遊び」は勢いがあり、迫力があります。金管とティンパニ、大太鼓がよい響きです。「賢者の行進」では大迫力の演奏が聴かれます。「大地の踊り」は迫力と緊張感があります。パーカッションの活躍は素晴らしいです。
 第2部は序奏から緊張感のある演奏が素晴らしい。「乙女の神秘的な踊り」はアルトフルートとホルンがよい響きです。「いけにえの賛美」は直前の和音が大迫力、「いけにえの賛美」はタムタムをこする音が鮮やかに響きます。金管とパーカッションの迫力は凄いです。「祖先の呼び出し」のティンパニは大音響です。大太鼓のクレッシェンドも大迫力です。「祖先の儀式」のコール・アングレは良い響きで、ホルンの強奏はパーカッション共々迫力満点です。バストランペットも大変よく響きます。「いけにえの踊り」はパーカッションの迫力ある演奏、大太鼓の迫力ある響き、管楽器の交錯の素晴らしいこと、緊張感のある演奏、最後は2打で終わります。これは素晴らしい演奏です。


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