惑星の演奏

エードリアン・ボールト/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1954)
LP(PYE RECORDS GH−503)

1.シベリウス/「テンペスト」前奏曲Op109
2.ホルスト/組曲「惑星」Op32
3.シベリウス/交響詩「フィンランディア」Op26
  サー・エードリアン・ボールト指揮
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音 1953〜54年

 ボールトは「惑星」を7回録音していましたが、これは1945年のBBC交響楽団に次ぐ3回目の録音です。同じ頃にはサージェントもロンドン交響楽団とデッカに録音していました。
 この録音はモノラルですが録音状態は大変良く、オーケストラの演奏も大変素晴らしいものです。金星とやや速いテンポですが後年のステレオ録音の名演に匹敵する演奏といっても過言ではないでしょう。木星などは1966年のステレオ録音を思わせる見事な演奏です。ジュピターのテーマは実に感動的です。
 またシベリウスの2曲がカップリングされています。イギリスでさかんに演奏されたシベリウスをボールトも演奏していてヴァンンガードにも録音がありました。フィンランディアは重厚な響きを出しています。


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