ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ユーディ・メニューイン(1947ー1)
CD(TESTAMENT SBT−1109)

1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
        (カデンツァ:クライスラー)
2.  〃  /ロマンス第1番ト長調Op40
3.  〃  /ロマンス第2番ヘ長調Op50

  ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
   ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
    ルツェルン祝祭管弦楽団(1)
    フィルハーモニア管弦楽団(2&3)
    1947年8月28&29日録音(1)
    1953年4月9日録音(2&3)
 
 メニューインはフルトヴェングラーとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を3回録音していますが、このルツェルン盤が最も古いもので、二人の緊張感あふれる演奏は素晴らしい演奏を生み出しています。メニューイン31歳の若さでした。その力強いヴァイオリンからこぼれる美しい音はクンストハウスに響き渡ります。
 2つのロマンスは53年のフィルハーモニア管弦楽団との共演ですが、この前日にはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音していました。2つのロマンスはキングスウェイホールでの録音のため残響に違いがあり楽器の響きも違って聞こえます。メニューインのヴァイオリンは落ち着いた演奏です。


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