チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ダヴィッド・オイストラフ(1960.6.27)
CD(Strauss SP4084)

 デ・フレイタス・ブランコ/名演集
1.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
                  ニ長調Op35
2.ヴォーン=ウィリアムズ/交響曲第9番ホ短調

  ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)(1)
  ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ指揮
    ナショナル交響楽団
   1960年6月27日ライヴ録音(1)
   1958年12月20日ライヴ録音(2)
      ポルトガル/リスボン       

 この演奏はリスボンでの演奏会ライヴです。オイストラフはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を大変愛した演奏家でした。それだけに録音も多く、若いときから完璧な演奏を聞かせていました。このブランコとの録音は中でも美しさにかけてはトップクラスの名演です。録音がモノラルで、オーケストラが弱くソロが大きく録音されているのが欠点ですが、ヴァイオリンのきれいな音は素晴らしい。オイストラフのチャイコフスキーを聞くにはもったいないほどの演奏です。全曲にわたってオイストラフの魅力あふれる演奏です。
 ヴォーン=ウィリアムズの交響曲第9番は1957年の作品で初演が1958年4月でしたので、このブランコの録音はスペインでの初演と思われます。


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