チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

マイケル・レビン(1961)
CD(自主制作 POA100−7)3枚組

CD1
1.ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番ト長調Op58
2.ブラームス/ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op15
  ヨーゼフ・ホフマン(ピアノ)(1)
  ウィリアム・カペル(ピアノ)(2)
  ユージン・オーマンディ指揮
    フィラデルフィア管弦楽団
    1938年4月4日ライヴ録音(モノラル)(1)
    1945年12月11日録音(モノラル)(2)
CD2
1.モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
2.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
                 ニ長調Op35
  スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)(1)
  マイケル・レビン(ヴァイオリン)(2)
  ユージン・オーマンディ指揮(1)
  ウィリアム・スミス指揮(2)
    フィラデルフィア管弦楽団
    1970年1月29日放送録音(1)
    1961年11月10日放送録音(2)
     (以上ステレオ録音)
CD3
1.シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op47
2.ベルク/ヴァイオリン協奏曲
             「ある天使の思い出に」
3.サン=サーンス/チェロ協奏曲第1番
               イ短調Op33
  ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)(1)
  レオニード・コーガン(ヴァイオリン)(2)
  ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)(3)
  レオポルド・ストコフスキー指揮(1)
  ユージン・オーマンディ指揮(2)
  ダニエル・バレンボイム指揮(3)
    フィラデルフィア管弦楽団
    1934年1月29日録音(モノラル)(1)
    1969年1月30日放送録音(ステレオ)(2)
    1971年1月23日放送録音(ステレオ)(3)

 フィラデルフィア管弦楽団の創設100周年記念アルバム第7集です。1934年のSP録音から1971年の録音まで収録されており、それぞれが貴重な録音ばかりです。ヨーゼフ・ホフマンとウィリアム・カペルの伝説的な演奏も貴重です。またリヒテルのモーツァルトが大変な名演です。
 マイケル・レビンの演奏でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が残されていたことは大変うれしいことです。まだ演奏活動がさかんな当時の演奏で研ぎ澄まされた見事なヴァイオリンがあります。カデンツァも素晴らしい。
 CD3のハイフェッツの弾くシベリウスは初登場音源です。最初4分ほどノイズはありますが、ハイフェッツの弾くヴァイオリンの気迫に満ちた演奏は後年の録音と同様素晴らしいもので、ストコフスキーとの共演も興味深いものがります。オーケストラの音作りは一級品です。
 コーガンのベルクはロジェストヴェンスキーとの録音のあとアメリカで演奏したものです。ジャクリーヌ・デュ・プレのサン=サーンス/チェロ協奏曲第1番は大変な名演でしたので、レコード化されて発売されていました。当時の夫君バレンボイムとの共演で歴史に残る名演です。


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