チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

イツァーク・パールマン(1967)
CD(CHESKY CD12)

チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲&管弦楽曲集
1.イタリア奇想曲Op45
2.アンダンテ・カンタービレOp11
3.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op35
4.スラヴ行進曲Op31

  イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)(3)
  サー・アレキサンダー・ギブソン指揮
      ロンドン新交響楽団(1)
  マッシモ・フレッチャ指揮
     ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2&4)
  アルフレッド・ウォーレンシュタイン指揮
     ロンドン交響楽団(3)
     1960年7月録音(1)
     1964年録音(2&4)
     1967年4月18&19日録音(3)

 このアルバムは元々はリーダーズ・ダイジェストが会員頒布用に録音したもので、チャールズ・ゲアハートがプロデューサーでRCAが録音していました。イタリア奇想曲の豪華な音が冒頭から鳴り響きます。アンダンテ・カンタービレはチャイコフスキーの名曲ということで録音されたのでしょう。
 ヴァイオリン協奏曲は当時ヨーロッパ・デビューをはたしたばかりのパールマンに白羽の矢が当たったものでしょう。演奏の良さにRCAは同じ1967年12月にはラインスドルフ/ボストンとの共演で新たに録音していました。パールマンは1年に2度の録音をはたしたことになります。演奏は21歳の若々しい生命力に満ちた見事な演奏です。記念すべき録音でした。最後の「スラヴ行進曲」もロンドン・フィルの力演が聞かれます。


トップへ
戻る
前へ
次へ