ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ピンカス・ズーカーマン(1979)
CD(DGG 415 838-2)

ブラームス/作品集
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
      (カデンツァ:ヨアヒム)
2.ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op100

  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム指揮
   パリ管弦楽団(1)
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(2)
   録音 1979年6月(1)
       1974年11月(2)

 ズーカーマンはブラームスとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をバレンボイムの指揮で録音しています。またブラームスは1994年にもメータの指揮で録音しています。
 ブラームスは1回目の録音で、オーケストラはパリ管弦楽団でした。バレンボイムがホルンの大改造でピストンホルンを使わなくなり、ビヴラートもほとんどなくなって個性が感じられませんが技術の高さは変わりません。ズーカーマンの演奏はのびやかに熱い演奏を聞かせます。ヨアヒムのカデンツァが素晴らしい響きです。第2楽章では管楽器とヴァイオリンの対話がきれいです。第3楽章はズーカーマンの流麗なソロが響きます。
 ヴァイオリン・ソナタ第2番は全曲録音からのカップリングです。ズーカーマンの美しいヴァイオリンがバレンボイムのピアノと共に作り出すブラームスの音楽はなんともいえない世界です。 


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