メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

チョン・キョンファ(1981)
CD(DECCA 440 268-2)

1.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
                  ホ短調Op64
2.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番
                 ト短調Op26

  チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
  シャルル・デュトワ指揮
    モントリオール交響楽団(1)
  ルドルフ・ケンペ指揮
    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(2)
   録音 1981年7月(1)
       1972年5月(2)

 チョン・キョンファは1967年のレーヴェントリット国際コンクールで優勝、1970年にはロンドン・デビューで絶賛を浴びました。
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は速めのテンポで演奏する気迫に満ちた演奏です。33歳になっての録音は遅いかもしれませんが、完璧な腕による演奏は安心して音楽にひたることができます。
 ケンペ指揮のブルッフはヴァイオリン協奏曲第1番とスコットランド幻想曲の2曲を録音していました。冒頭のヴァイオリン・ソロの表現力の素晴らしさは名だたる巨匠たちと並ぶ名演です。力強いボウイングとロマン的な演奏は見事です。第3楽章の鮮やかな演奏がまた聞きものです。 


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