ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ジャン=ピエール・ヴァレーズ(1985)
CD(FORLANE D30L5035)

1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
        (カデンツァ:クライスラー)   
2.  〃  /ロマンス第1番ト長調Op40
3.  〃  /ロマンス第2番ヘ長調Op50

  ジャン=ピエール・ヴァレーズ(ヴァイオリン)
  ジャン=クロード・カサドシュ指揮
    フランス国立リール管弦楽団
   録音 1985年7月

 ジャン=ピエール・ヴァレーズが録音したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と2つのロマンスです。ヴァレーズは1968年にフランス室内管弦楽団を組織していました。その後パリ管弦楽団のコンサートマスターを経て1978年にパリ室内管弦楽団を結成しています。
 ヴァレーズのベートーヴェンは明るい音色で大変きれいなヴァイオリンです。豊かな響きのホールで録音されたこの演奏は壮大というよりも美しい響きのベートーヴェンです。カデンツァの演奏も素晴らしいものです。第2楽章、第3楽章と魅力的なヴァイオリンが
響きます。
 2つのロマンスはまさにロマンテッィクな演奏です。特に2番の演奏は瑞々しいヴァイオリンがたまりません。


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