「海」の演奏(2)

エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア国立交響楽団(1993)
CD(GREAT HALL GHCD94009)

スヴェトラーノフ/グラズノフ&ドビュッシー/海
1.グラズノフ/幻想曲「海」Op28
2.ドビュッシー/交響詩「海」

  エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
    ロシア国立交響楽団
    1993年2月13日ライヴ録音

 モスクワ音楽院大ホールでの演奏会ライヴです。もう1曲のプログラム、チュルリョーニスの「海」は収録されていません。
グラズノフの「海」は冒頭のうち寄せる波のような音楽が印象的です。19分ほどの大曲でグラズノフの音楽が全曲にわたり響きます。ロシアのオーケストラはさすがに迫力があります。
 ドビュッシーの「海」は演奏時間24分ほどで通常のテンポの演奏です。第3曲「風と波との対話」では後半の合いの手のパッセージは挿入されませんが、打楽器の活躍で大変壮大な音楽になっています。最後にティンパニとコルネットが三連符を鳴らして壮大に終わります。スヴェトラーノフはドビュッシーの「海」の演奏ではどの楽譜を使うのか興味深いです。フランス国立盤とは対照的な演奏です。 


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