「春の祭典」の演奏(ピアノ版)

アムステルダム・ピアノ・カルテット(1992)
CD(CHANNEL CLASSICS CCS4992)

 4台のピアノによる「春の祭典」
1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
    (4台のピアノ版:マーテン・ボン編)
2.ドビュッシー/バレエ音楽「遊戯」
     (4台のピアノ版:マーテン・ボン編)

  アムステルダム・ピアノ・カルテット
   セップ・グロテンフイス(ピアノ)
   マーテン・ボン(ピアノ)
   ジェラルド・ボウフイス(ピアノ)
   ヨーコ・アベ(ピアノ)
   録音 1992年1月
        ユトレヒト

 「春の祭典」はストラヴィンスキーのオリジナルが2台のピアノ版ですが、このアルバムは4台のピアノ版です。
2台のピアノではどうしてもカバーできない音を出すには4台ほしいということで、このカルテットのメンバー、マーテン・ボンが編曲したものです。第1部は音の洪水といった感が時にはありますが、音の厚みという点では4台のピアノだけに凄いです。第2部「いけにえの賛美」はやはり4台のピアノだけにいたれりつくせりの音響になっています。2台では表現できないでしょう。
 ドビュッシーの「遊戯」を4台のピアノで演奏するというのは面白いです。ドビュッシーのピアノ作品にはたくさんの名曲がありますが、この曲をピアノ曲に編曲して聞くとまた魅力があります。


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