メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

イザベル・ファン・クーレン(1998)原典版
CD(BIS BIS-CD-935 KKCC-2273)

1.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ニ短調
2.   〃   /スケルツォ〜八重奏曲Op20より
              (管弦楽編)
3.   〃  /ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op64
            (1844年原典版)
  イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)(1&3)
  レフ・マルキス指揮
    新アムステルダム・シンフォニエッタ
   1995年10月録音(1)
   1998年7月録音(2&3) 

 名曲メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の1844年オリジナル版による演奏です。この楽譜が見つかったのは最近で復活演奏は1989年にされていました。この録音は世界初録音です。違いは随所にあります。聞き進むたびに驚きの連続です。オクターブの違いはまだ良いほうで、まったく異なる音型が入ります。またカデンツァが短いのでびっくりです。オーケストラにも違いがありますので大変興味深いです。この名曲を聞き飽きるほど聞いた方には最高のプレゼントです。
 13歳ころの作品ニ短調のヴァイオリン協奏曲はクーレンのきれいな演奏を楽しむことができます。「スケルツォ」はメンデルスゾーンが弦楽八重奏曲からこのスケルツォのみを管弦楽のために編曲したものです。かつてトスカニーニやミュンシュも録音していました。


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