「海」の演奏(2)

カルロ・マリア・ジュリーニ/スウェーデン放送交響楽団(1996)
CD−R(NEUMA NCD−10−3)

1.ラヴェル/組曲「マ・メール・ロワ」
2.ドビュッシー/交響詩「海」
            
   カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
    スウェーデン放送交響楽団
   録音 1996年4月ライヴ  

 ジュリーニがスウェーデン放送交響楽団に客演したときのライヴです。どちらも若い時から得意とした曲でした。遅めのテンポで華やかな音楽を引き出した「マ・メール・ロワ」もさることながら、ドビュッシーの響きもまたいいものを聴かせてくれます。第1曲のコーダ、海の押し寄せる波は豪快です。第2曲の「波の戯れ」は波の揺れまで目に浮かぶようです。第3曲「風と海との対話」では冒頭のティンパニの響きが素晴らしい。ホルンと弦楽の対話もきれいです。後半に挿入されるパッセージは挿入されておりません。コーダは迫力満点の終わり方でした。


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