メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ヒラリー・ハーン(2002.4.17〜20)
CD(SONY SICC107)

ヒラリー・ハーン/ヴァイオリン協奏曲集
1.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
                 ホ短調Op64
2.ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲
               第1番イ短調Op77

  ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
  ヒュー・ウルフ指揮(1)
  マレク・ヤノフスキ指揮(2)
   オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 2002年4月17〜20日(1)
      2002年2月20〜23日(2)

 アメリカの人気ヴァイオリニストヒラリー・ハーンの5枚目のアルバムは名曲メンデルスゾーンとショスタコーヴィチの1番のカップリングです。
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は繊細なヴァイオリンで弾き始め、確かなテクニックでオーケストラに負けない響きを出しています。レガートがきれいな第3楽章冒頭が印象的です。主部に入っての上昇音の切れの良さがたまりません。
 ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番はヤノフスキのサポートですがショスタコーヴィチの特徴的なフレーズを鮮やかに演奏しています。第2楽章と第3楽章のカデンツァは聞き所でしょう。第4楽章のブルレスクはまさにショスタコーヴィチですが、この楽章でもハーンの鮮やかなボウイングは素晴らしいです。


トップへ
戻る
前へ
次へ