メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

吉田 恭子(2002)
CD(Waner Classics WPCS−11405)

1.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
                 ホ短調Op64 
2.サラサーテ/ツィゴイネルワイゼンOp20

  吉田 恭子(ヴァイオリン)
  金 聖響指揮
   オーケストラ・アンサンブル金沢
   2002年5月30&31日録音
      石川県立音楽堂

 吉田恭子は恩師アーロン・ロサンドの影響が最も大きいようで、自分なりの楽譜の読みを研究しての録音のようです。
 メンデルスゾーンはビヴラートの少ない美しい音色のヴァイオリンです。オーケストラとの相性も良く絶妙な響きを出しています。レガートの美しさは全曲にわたり見事で、中でも第3楽章の導入部の表現力は素晴らしい。
 ツィゴイネルワイゼンは鮮やかなタッチの第1部が聴きものです。第2部の「ジプシーの歌」は弱音器をつけても美しい響きです。第3部のアレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは両手のピツィカートが難しいところですが、ここも見事な演奏です。


トップへ
戻る
前へ
次へ