
「海」の演奏(2)
ヤニック・ネゼ=セガン/グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団(2007) |
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CD(ATMA classique SACD22549)
1.ドビュッシー/交響詩「海」
2.ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」より
4つの海の間奏曲
3.メルキュール/カレイドスコープ(万華鏡)
4.ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
マリ=アンドレー・ベニー(フルート)(4)
2007年3月27&28日録音
カナダの指揮者ネゼ=セガンは1975年生まれ、グラン・モントリオール・メトロポリタンの指揮者に就任したのは2000年25歳の時、2008年アメリカデビュー。今シーズンにはヨーロッパデビューとのこと。
ドビュッシーの「海」はフランス系のカナダのオーケストラにはお得意の曲でしょう。オーケストラの流麗な演奏は思わず耳を傾けてしまいます。第2曲「波の戯れ」は管楽器のうまさが光ります。第3曲「風と海との対話」の冒頭のトランペットが大変きれいです。ホルンと弦の対話も絶妙です。後半の合いの手パッセージの挿入はありません。
ブリテンの「4つの海の間奏曲」は大変素晴らしい響きを出しています。ジュリーニの影響を受けたというネゼ=セガンの演奏はこの曲でも見事な演奏をきかせます。メルキュールはカナダの作曲家、カレイドスコープは1948年の作品。まるで映画音楽のような情景を思わせる音楽です。万華鏡を見ている時の楽しさのようです。
最後の「牧神の午後への前奏曲」は冒頭のフルート・ソロが大変美しく、かつてない思い入れを感じさせる演奏です。続くホルンの応答もその美しい響きは絶品です。なぜか「狼の遠吠え」のようにも聞こえます。ここだけでも聴く価値のある名演奏です。この「牧神」を聴くためにお金を払っても惜しくないほどのアルバムです。 |
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