「春の祭典」の演奏

ロリン・マゼール/クリーヴランド管弦楽団(1980)
CD(TELARC CD−82001)

1.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
  ニ短調Op47「革命」
2.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

  ロリン・マゼール指揮
    クリーヴランド管弦楽団
    1981年4月5日録音(1)
    1980年5月14日録音(2)

 テラークの初期デジタル録音でLPで1曲ずつ発売されていました。どちらもダイナミックレンジの広い録音で、オーディオマニアに録音の良さで知られた演奏です。勿論演奏は抜群です。ショスタコーヴィチはクリーヴランドの常任だった当時の録音で迫力満点の演奏です。フィナーレのスピード感が素晴らしい。
 「春の祭典」はウィーン・フィルとの録音に演奏スタイルは近いですが、響きの違いは大きいです。第1部、「春のきざし」から「誘拐」の迫力は抜群、打楽器の音には圧倒されます。第2部では「いけにえの賛美」直前の和音をゆったりと演奏しています。その演奏効果は抜群で、「いけにえの賛美」の凄さが一層引き立っています。「祖先の呼び出し」のティンパニの迫力は大音量でびっくりです。なお、このCDはブックレットでは「春の祭典」が14のトラックに表示されていますが、第1部と第2部の2トラックになっています。


トップへ
戻る
前へ
次へ