ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ヘンリク・シェリング(1950年頃)
CD(green HILL GH−0015−0016)

1.ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op37
2.プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op26
3.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
        (カデンツァ:ヨアヒム)
4.R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11

   クラウディオ・アラウ(ピアノ)(1)
   フリードリヒ・グルダ(ピアノ)(2)
   ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)(3)
   デニス・ブレイン(ホルン)(4) 
   ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
      北ドイツ放送交響楽団
    録音 1950〜55年頃(1〜3)
        1954年5月7日(4)

 これはイッセルシュテット/北ドイツ放送交響楽団のコンサートからのライヴ録音です。
 アラウのベートーヴェン、グルダのプロコフィエフはいずれも気迫に満ちた演奏です。イッセルシュテットのサポートが素晴らしい。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲はシェリングが30代の時の若々しい演奏で美しい響きの演奏です。第1楽章のカデンツァは絶品です。第2楽章の管楽器とのかけあいではポルタメントがきれいです。
 デニス・ブレインのシュトラウス/ホルン協奏曲第1番はガリエラとサヴァリッシュの指揮で2つのスタジオ録音がありますが、この録音はブレインの生演奏を録音したという貴重なものでした。この演奏は2つのスタジオ盤をしのぐ演奏です。録音の良さ、演奏の良さ、第3楽章のクレッシェンド効果など言うことなしです。私はブレインのシュトラウス第1番はこれが一番だと思います。


トップへ
戻る
前へ
次へ