ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ナタン・ミルシテイン(1950.10.12)
CD(TAHRA TAH2.175-6)

モントゥーのブラームス・ライヴ
1.悲劇的序曲Op81
2.交響曲第1番ハ短調Op68
3.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
4.交響曲第3番ヘ長調Op90

  ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)(3)
  ピエール・モントゥー指揮
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
   1962年5月14日ライヴ録音(1)
   1963年11月20日ライヴ録音(2)
   1950年10月12日ライヴ録音(3)
   1960年11月30日ライヴ録音(4)

 モントゥーはブラームスの2番をウィーン・フィルと
ロンドン交響楽団でスタジオ録音していますが、この
1番と3番のライヴは大変貴重です。コンセルトへボウ
はモントゥーとの相性がよく、1番の演奏は整然とした
もので実に素晴らしい演奏。モノラルなのが残念です
が最晩年の演奏でありその表現の素晴らしさは80代
とは思えないエネルギーを感じます。
 ヴァイオリン協奏曲は若い時の演奏でミルシテイン
のソロでした。この共演は凄い演奏で、第1楽章の
テンポはかなり速くて驚きます。またミルシテイン自作
のカデンツァが聞き物です。第2楽章、第3楽章も
素晴らしい演奏でした。
 交響曲第3番は1960年のライヴですが重厚な冒頭
が大変印象的です。名曲第3楽章の弦楽器の美しさ
は絶品です。


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