ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ダヴィッド・オイストラフ(1950年代)
CD-R(sanna HOS−05)

オイストラフ/ヴァイオリン協奏曲集
1.モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番
            イ長調K219「トルコ風」
2.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
         (カデンツァ:ヨアヒム)
   21:45/8:59/7:14(計37分58秒)

  ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
  フリッツ・リーガー指揮
      ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
    1950年代ライヴ録音

 オイストラフが1950年代後半にドイツを演奏旅行したときのライヴ録音です。お得意のモーツァルトとブラームスです。
 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番は後年の演奏同様に実にきれいな演奏です。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は序奏でリーガーがゆったり開始したのちにテンポアップしてきます。オイストラフの演奏はここでも気迫に満ちた演奏が聞かれます。完璧な演奏であり、その響きがオイストラフ以外の誰でもないとわかるほどです。カデンツァも素晴らしい演奏です。第2楽章は序奏が実にきれいです。オイストラフのソロが瑞々しい音で入ります。これは絶品。第3楽章の鮮やかなボウイングも素晴らしく、オイストラフはいつどこでも完璧な演奏をする偉大な巨匠です。
 この録音もまた歴史に残るライヴといえましょう。


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