
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏
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LP(DGG MGW5216)
CD(DGG DGO-061 447 427−2)
1.バッハ/ヴァイオリン協奏曲第1番
イ短調BWV1041
2.バッハ/ヴァイオリン協奏曲第2番
ホ長調BWV1042
3.バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲
ニ短調BWV1043
4.ベートーヴェン/ロマンス第1番ト長調Op40
5. 〃 /ロマンス第2番ヘ長調Op50
6.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
(カデンツァ:ヨアヒム)
21:56/9:26/7:46(計39分08秒)
7.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)(1〜7)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)(3)
ダヴィド・オイストラフ指揮
ウィーン交響楽団(1&2)
ユージン・グーセンス指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(3〜5)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ドレスデン・シュターツカペレ(6&7)
1962年6月録音(1&2)
1961年2月録音(3〜5)
1954年2月16日録音(6)
1954年2月録音(7)
このアルバムはバッハの協奏曲とベートーヴェンのロマンス、そしてブラームスとチャイコフスキーを収録した2枚組CDです。LPはブラームスの協奏曲1曲が収録されています。
バッハとベートーヴェンは1961〜2年にスタジオ録音された名盤でした。2つのヴァイオリンでは父子共演となっていました。2つのロマンスは絶品です。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲はベルリンのイエスキリスト教会で録音されたもので音質が大変よく、モノラルながら透明感豊かでホールトーンが素晴らしいです。残響の豊かなせいかテンポは遅めです。それだけにオイストラフの美しいヴァイオリンが響き渡ると感動に酔いしれます。カデンツァが素晴らしい。 コンヴィチュ二ーは主兵のゲヴァントハウスではなくドレスデンのシュターツカペレを振っておりこちらも思い入れは違うでしょう。第2楽章は管との対話がきれいです。第3楽章もそうですが重厚さただようオーケストラとのバランスのよさが見事です。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は数少ないスタジオ録音のひとつですが、ソロを強調した録音でありオイストラフのテクニックの凄さが伝わってきます。第1楽章の展開部はカットなしでした。カデンツァは絶品です。第2楽章から第3楽章の演奏も完璧でした。 |
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