ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ダヴィッド・オイストラフ(1963.9.19)
CD(BBC BBCL4197−2)モノラル

オイストラフ&ロストロポーヴィチの芸術
1.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
         (カデンツァ:ヨアヒム)
    21:03/8:47/7:31(計37分21秒)
2.ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための
         二重協奏曲イ短調長調Op102

 ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)(1&2)
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)(2)
 キリル・コンドラシン指揮
  モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
   1963年9月19日ライヴ録音(1)
     ロイヤル・フェスティヴァルホール
   1965年10月9日ライヴ録音(2)
      ロイヤル・アルバートホール

 このアルバムはコンドラシン/モスクワ・フィルの演奏旅行にソリストとして同行したときのものです。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は1961年2月21日のライヴとほぼ同じ演奏時間ですが、こちらはコンドラシンとの共演で気持ちも違うでしょう。演奏のスタイルはほとんど同じです。第2楽章の感情移入ともいえるロマンティックなヴァイオリン、気迫に満ちた第3楽章と名演奏を繰り広げます。
 ロストロポーヴィチとのダブル・コンチェルトは何度演奏したことでしょうか。冒頭のチェロ独奏からして背筋が寒くなる絶品演奏です。モノラルなんのその二人の巨匠のぶつかり合いは壮絶です。ライヴだけにこの演奏は二度と聴けない演奏となっています。


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