「春の祭典」の演奏

ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1987)
CD(SPRAPHON KACD−223)

ストラヴィンスキー/バレエ音楽作品集
1.バレエ音楽「春の祭典」
2.バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)

  ズデニェク・コシュラー指揮
    チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1)
  マイケル・スターン指揮
    チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(2)
   録音 1987年(1)
       1993年(2)

 コシュラーのストラヴィンスキーは「春の祭典」と「ペトルーシュカ」があります。ここには「春の祭典」が収録されています。
 コシュラーの「春の祭典」は春のロンドのパーカッションの大音響など迫力のある演奏です。大地の踊りの金管の活躍が素晴らしい。またズデニェク・ティルシャルのホルンが聞ける唯一の録音です。第2部の序奏でもティルシャルのきれいなホルンが聞かれます。「いけにえの賛美」は管楽器の響きが強いです。「祖先の呼び出し」はゆったりとしたテンポで演奏されています。ティンパニもゆったりと叩いています。「いけにえの踊り」のホルン、そしてトランペットの強奏は素晴らしい。
 「火の鳥」はマイケル・スターンの指揮で1945年版による演奏です。1919年版よりも曲が多いのですが火の鳥の名場面がすべて揃った組曲です。パントマイムVのホルン・ソロがきれいですが勿論終曲のホルン・ソロも素晴らしい演奏です。「カスチェイ王の踊り」の迫力ある演奏も聞きものです。


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