惑星の演奏

ワルター・ジュスキント/セントルイス交響楽団(1974)
CD(VOX VU9035)

ホルスト/組曲「惑星」Op32

  ワルター・ジュスキント指揮 
    セントルイス交響楽団
     ロナルド・アーナット合唱団&
     ミズーリ・シンガーズ(海王星)
   録音 1974年9月
 
 ジュスキントはチェコ生まれの指揮者ですが、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団の指揮が多くイギリス音楽に長けていたことは当然かもしれません。
 火星の演奏から気迫に満ちた演奏をきかせておりオーケストラのバランスは抜群です。イギリスのオーケストラを聴いているかのようです。金星のアダージョが素晴らしい。冒頭のホルンの甘い響きがきれいです。水星のアンサンブルも素晴らしいです。木星は遅めのテンポでどっしり構えた演奏。第2主題は心地よいテンポ、第3主題のホルンは遅めのテンポでたっぷり歌います。土星は中間部のクライマックスでは鐘の音がきれいに響きます。天王星では冒頭ゆったりと始めます。第1主題、第2主題とも大変良い響きを出しています。海王星では管楽器やハープ、チェレスタの響きが聞きものです。


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