ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ジョコンダ・デ・ヴィート(1950年代)
CD(Istituto Discografico Italiano IDIS 6443/4)2枚組

1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
          (カデンツァ:デ・ヴィート)
2.バッハ/2つのヴァイオリンの為の
       協奏曲ニ短調BWV1043
3.ヘンデル/2つのヴァイオリンと通奏低音のための
         ソナタOp5−2
4.ヴィオッティ/ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調
5.ヴィタリ/シャコンヌ
6.ヘンデル/ヴァイオリンと通奏低音のための
         ソナタOp4−1

  ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
  ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)(2&3)
  指揮者&オーケストラ:不詳(1) 
  アンソニー・バーナード指揮(2)
  アルベルト・エレーデ指揮(5)
    フィルハーモニア楽団(2&5)
  ジョージ・マルコム(ハープシコード)(3&8)
   ヴィットリオ・グイ指揮
    グラインドボーン祝祭管弦楽団(4)
     1950年代ライヴ録音(1)
     1953年録音(2〜4)
     1948年録音(5)
     1951年録音(6)

 ジョコンダ・デ・ヴィートのアルバムです。初出音源のベートーヴェンが聞き物です。オーケストラが不詳ということですがソリストは間違いないようです。輝きに満ちた響きのヴァイオリンでロマンティックな演奏です。カデンツァが自作と思われます。他ではきかれないものでトリルを多く使う見事なカデンツァです。
 バッハとヘンデルの2つのヴァイオリンではメニューインとの共演が聞かれます。これは大変貴重な録音です。ヴィオッティが聴かれるのは嬉しいことです。イタリアの演奏家にはなじみの曲でしょう。グラインドボーン・フェスティヴァル管弦楽団との共演でした。ヴィタリのシャコンヌは大変珍しいレスピーギの編曲によるオーケストラ版です。ピアノ伴奏とは違う雰囲気が素敵です。冒頭にオルガンが響くのが印象的。ヘンデルのソナタは有名な曲です。明るく響くヴァイオリンが美しい演奏。 


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