ブラームス/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ダヴィッド・オイストラフ(1969.10.10)
CD(ACCORD ACD 118−2)

ワルシャワのオイストラフ
1.シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番
2.ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77
         (カデンツァ:ヨアヒム)
   21:27/8:54/7:41(計38分02秒)

  ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
  カロル・ストリージャ指揮(1)
  ヴィトルド・ロヴィツキ指揮(2)
   ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
   1961年11月24日ライヴ録音(1)
   1969年10月10日ライヴ録音(2)

 オイストラフがポーランドのワルシャワで演奏した時のライヴがワルシャワ・フィル創立100年記念として発売された貴重な録音。
 シマノフスキのヴァイオリン協奏曲は大変きれいな響きの音楽の中にヴァイオリンが浮かび上がる大変素晴らしい演奏です。オイストラフの豊かな音楽性が現れた名演です。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲はセル/クリーヴランドとの録音の5ヶ月後に演奏されたものです。この演奏は速めのテンポで、大変緊張感のあるものでした。ロヴィツキの作り出すブラームスとオイストラフのブラームス感がぶつかるような思わず耳をそばだてるような演奏です。録音はヴァイオリン・ソロをしっかり拾ったものです。それだけにヴァイオリンのタッチが生々しく聞こえていてオイストラフの凄さが伝わってきます。


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