ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ミッシャ・エルマン(1955)
CD(LONDON POCL−3915)

ベートーヴェン&ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲
1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
   (カデンツァ:エルマン)
2.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op26

  ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
  サー・ゲオルグ・ショルティ指揮(1)
  サー・エイドリアン・ボールト指揮(2)
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
    1955年4月22〜25日録音(1)
    1956年3月21&22日録音(2)

 巨匠エルマンのベートーヴェンはモノラルの名盤でした。あまく美しい響きはつやがありヴィブラートのきいた独特の音色はエルマントーンとして知られていました。この演奏はその中でも忘れられないもので、演奏が素晴らしいだけでなく、4分30秒の長大な自作カデンツァには感動させられます。エルマン・ファンだけでなくベートーヴェンの協奏曲ファンには逃せない名盤です。若きショルティのサポートも見事です。
 ブルッフの協奏曲はボールトの指揮です、こちらは冒頭のヴァイオリンのすすり泣くような演奏は泣かせます。遅めのテンポで、実にロマンティックな演奏になっています。


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