「春の祭典」の演奏

ベンジャミン・ザンダー/ボストン・フィルハーモニー管弦楽団(1990)
CD(Masters MCD-25)

1.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
2.    〃    /バレエ音楽「春の祭典」(ピアノラ版)

  ベンジャミン・ザンダー指揮
   ボストン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
  レックス・ローソン(ピアノ)(2)
   録音 1990年5月5日(1)
       1990年9月30日(2)

 ザンダーの春の祭典とピアノロールによる春の祭典です。
 ザンダーの「春の祭典」は「春のきざし」の打楽器とチューバの大音量が凄い。「誘拐」でも打楽器の活躍とホルンの強奏、「春のロンド」はタムタムの大きな響き、パーカッションや金管の迫力があります。大地の踊りは金管、打楽器共に大迫力です。第2部「いけにえの賛美」は抜群の響きで打楽器金管の絶叫が素晴しい。「祖先の呼び出し」のティンパニは見事なクレッシェンド、「いけにえの踊り」でも申し分ないアンサンブルです。
 ピアノロールによる春の祭典は1912年のストラヴィンスキーのピアノロールをもとにレックス・ローソンが再現したようですが、内容詳細はわかりません。ピアノはベーゼンドルファーを使用しています。演奏は他の1台のピアノ版とは異なるもので大変細かいピアノタッチがありますのでピアノオーケストラによる演奏といえます。これは面白いです。


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