「春の祭典」の演奏

ヨエル・レヴィ/アトランタ交響楽団(1991)
CD(TELARC CD−80266)

ヨエル・レヴィ/ストラヴィンスキー/バレエ音楽集
1.バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
2.バレエ組曲「プルチネルラ」(1949年版)

  ヨエル・レヴィ指揮
    アトランタ交響楽団
    1991年12月7日録音(1)
    1991年12月9日録音(2)

 「春の祭典」はテラークの録音としてはマゼールに次ぐものでした。レヴィは1950年生まれのイスラエルの指揮者で1988年にアトランタ交響楽団の音楽監督に就任したばかりでした。「春の祭典」は速いテンポで突き進む演奏です。一糸乱れぬ演奏は驚くほど鮮やかなものです。第1部「春のきざし」「誘拐」と圧倒されます。「大地の踊り」は圧巻です。大太鼓の迫力ある叩き方に注目です。第2部「いけにえの賛美」はまさにど迫力です。ティンパニと大太鼓の響きに圧倒されます。そのテンポの速さにも驚きます。結尾の「いけにえの踊り」は完璧で、最後の和音にも注目です。
 「プルチネルラ」は思わずほっとする音楽です。明るく楽しい演奏です。


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