「春の祭典」の演奏

ハンス・シュミット=イッセルシュテット/北ドイツ放送交響楽団(1969)
CD(EMI NDR10032)

ストラヴィンスキー作品集
1.バレエ音楽「春の祭典」( 1947年版)
2.3楽章の交響曲(1942〜45)
3.詩篇交響曲(1930/48改訂)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
   北ドイツ放送交響楽団
   北ドイツ放送合唱団(3)
  録音 1969年1月22日ライヴ(1)
      1970年5月25日ライヴ(2)
      1970年3月16日ライヴ(3)

 イッセルシュテットはスタジオ録音こそありませんが「春の祭典」は手兵北ドイツ放送と演奏しており2つの録音がありますが、こちらは1969年のステレオ録音です。手塩にかけたオーケストラを十分に鳴らした演奏で、記念すべき録音です。第1部は「誘拐」「春のロンド」と息の合った演奏が聴かれます。第2部「いけにえの賛美」では管楽器の密度の濃い演奏があります。「祖先の呼び出し」ではティンパニの強打が見事です。「3楽章の交響曲」は冒頭から素晴らしい響きを出しています。ピアノが活躍する曲ですがきれいに解け合っています。「詩篇交響曲」は合唱が入りますが3つの部分に分かれています。これも素晴らしい演奏です。


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