「海」の演奏(2)

カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1962)
CD(EMI 7243 5627592)

ジュリーニ/ドビュッシー&ラヴェル名演集
1.ドビュッシー/交響詩「海」
2.  〃   /3つの夜想曲
3.ラヴェル/道化師の朝の歌
4. 〃  /「ダフニスとクロエ」第2組曲

  カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
     フィルハーモニア管弦楽団
     フィルハーモニア合唱団(2)
    1962年4月11〜26日録音(1&2)
    1959年6月4〜10日録音(3&4)
 
 ジュリーニがフィルハーモニアを指揮したフランス音楽です。ドビュッシーの「海」は3度のスタジオ録音とライヴ録音がありますが、夜想曲は録音が少なく(これ1つかも)貴重です。
 「海」の演奏は大変雄大なもので、各楽器のバランスが素晴らしい。海のきらめきもきれいです。第3曲「風と海との対話」ではホルンと弦楽器の対話のところに木管のフレーズが強烈に入るのでびっくりでした。後半に合いの手のパッセージの挿入はありません。
 ラヴェルの2曲は大変素晴らしい響きを出していて圧倒されます。ダフニスではパントマイムのフルートをおそらくシェーファーが吹いていると思いますが実に美しい響きです。


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