ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

イツァーク・パールマン(1980)
CD(EMI 7243-5-6692-2)

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op61
       (カデンツァ:クライスラー)

  イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
  カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
    フィルハーモニア管弦楽団
   録音1980年9月14&15日

 パールマンのベートーヴェンはヴァイオリン・ソナタの名演がありますが、このヴァイオリン協奏曲は壮大な音楽の中に美しさを兼ね備えた演奏といっても良いでしょう。
 ジュリーニとの共演は大変相性がよく、オーケストラの抑えの利いた演奏など素晴らしくオーケストラだけの部分で壮大な響きを出すなど聴き応えのあるものです。クライスラーのカデンツァも素晴しい響きです。第3楽章の聴き所は完璧です。この楽章のカデンツァもクライスラーのもので大変な名演です。
 パールマンはその後1986年にもバレンボイムとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音しています。


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