ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ギドン・クレーメル(1980)
CD(PHILIPS PHCP−9022)国内盤

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
   (カデンツァ:シュニトケ)

  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
  サー・ネヴィル・マリナー指揮
   アカデミー室内管弦楽団
   1980年12月14&15録音
       ヘンリー・ウッド・ホール

 ラトビア出身のクレーメルは探求心が強く楽譜の研究に余念がないようで、5年前の録音に飽きたらず、新たな録音ではシュニトケのカデンツァを弾いています。ヴァイオリンの演奏も気迫に満ちており一層凄みを増しています。第3楽章直前のカデンツァ、第3楽章のカデンツァと真新しい音楽が響きます。マリナーのサポートも見事で、ベートーヴェンの響きを十分に引き出しています。マリナーはこの室内オケで交響曲を録音しており納得のいく響きを出しています。


トップへ
戻る
前へ
次へ