ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ウト・ウーギ(1981)
CD(RCA TWCL-4007)

1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
      (カデンツァ:クライスラー)  
2.   〃   /ヴァイオリン・ソナタ第5番
               ヘ長調Op24[春」

  ウト・ウーギ(ヴァイオリン) 
  ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1)
   ロンドン交響楽団(1)
  ウォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(2)
   録音 1981年6月1日(1)
       1982年6月2日(2)

 イタリア、ミラノ出身のヴァイオリニスト、ウト・ウーギのベートーヴェンです。ウト・ウーギはこの80年代にブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、パガニーニ、ブルッフの協奏曲も録音していました。サヴァリッシュとはベートーヴェンとブラームスを録音していました。
 このベートーヴェンは明るく美しい響きのヴァイオリンで雄大な音楽を表現しています。クライスラーのカデンツァは第1楽章、第3楽章ともに素晴らしい演奏です。サヴァリッシュのサポートも素晴らしく、指揮だけでなくヴァイオリン・ソナタのピアノ伴奏もしています。
 「スプリング・ソナタ」はヴァイオリンだけでなく、ピアノ・パートも重要であり、名ピアニストの伴奏が多いです。サヴァリッシュのピアノ伴奏録音は多く、その演奏の素晴らしさは有名です。ウト・ウーギのヴァイオリンとサヴァリッシュのピアノの作り出すベートーヴェンは贅沢ともいえる響きです。


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