2000年以後の「春の祭典」

ウラディーミル・アシュケナージ/アイスランド交響楽団(2004)
CD(EXTON OVCL−00184)

アシュケナージ/ストラヴィンスキーバレエ音楽集
1.バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
2.バレエ組曲「プルチネルラ」(1949年版)
3.バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)

  ウラディーミル・アシュケナージ指揮
    アイスランド交響楽団
    2004年6月5〜10日録音 
    レイキャビク/ハスコラビオ
 
 アシュケナージは1994年にベルリン・ドイツ交響楽団と「春の祭典」を録音していました。この録音は10年ぶりにアイスランドで録音したものです。アイスランド交響楽団は1950年創設のオーケストラでペトリ・サカリとのシベリウスで知られています。アシュケナージとのストラヴィンスキーは整然とした演奏で、バランスの良い響きの演奏になっています。
 「火の鳥」、「プルチネルラ」は隙のない演奏で、「春の祭典」も打楽器、管楽器の一糸乱れぬ演奏は好感をもてます。「誘拐」は大変迫力のある演奏です。第2部の「いけにえの賛美」は迫力だけでなく時に面白い響きの発見があって見事です。「祖先の呼び出し」のティンパニは素晴らしく、録音の良さ、ホールの響きもあって胸のすくような演奏になりました。


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