惑星の演奏

エリック・バンクス/ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ(1989)
CD(EMI TOCF−56081/82)2枚組
CD1
1.ホルスト/組曲「惑星」Op32(サイ・ペイン編)
CD2
1.レスピーギ/交響詩「ローマの松」(サイ・ペイン編)
2.ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
             (サイモン・ライト編)
3.リムスキー・コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」
        (ジョージ・ミラー編) 
 
 エリック・バンクス指揮
  ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
  ブライトン・フェスティヴァル合唱団(海王星)
   録音 1989年4月11&12日(CD1)
       1991年3月6&7日(CD2)
       アビー・ロード・スタジオ

 ロンドンの管楽器奏者を主体にイギリスの名手を揃えた夢のオーケストラによる演奏です。
 「惑星」はベース以外の弦楽器が入らないだけでオルガンもチェレスタもきちんと入る編曲です。「火星」の迫力、「金星」の美しさは変わりません。「木星」ではクラリネットがにぎわうもののきれいな響きがあります。
 「土星」の低音は十分に響きます。クライマックスは管楽器の壮大な響きが素晴らしい。「天王星」は冒頭金管の和音とティンパニの強打が見事です。この曲は弦楽なしでも天王星の響きになっています。「海王星」はフルートや木管楽器のアンサンブル、ハープとチェレスタの響きが素晴らしい。クラリネットの主題もきれいです。女声ヴォカリーズの美しい響きはハープにのって神秘的です。
 「ローマの松」は大迫力の演奏です。「展覧会の絵」はサイモン・ライトの編曲で新たな響きがありますので大変楽しい演奏です。
マイケル・トンプソンのホルンが響きます。打楽器と管楽器が暴れる「ババ・ヤガ」から「キエフの大門」は圧倒的な響きを出しています。


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